Vol.2『”接客しない お客様はいない 美容室”を営む藤川さんと、からあげ、ちょんまげとの同志のような関係。』

恵比寿・渋谷にある美容室「Broccoli playhair」。このお店で看板犬のからあげ、ちょんまげと生活を共にする藤川さんにお話を聞かせて頂きました。ーまずはからあげとちょんまげがBroccoli playhairに来ることになったきっかけを聞かせてください。

僕の両親が兵庫県の姫路で美容室を経営しているんですが、そのお店に”ごえもん”と”おとめ”という2匹が看板犬として働いているんです。昔からそういう環境にいたので美容室に看板犬がいることが割と当たり前で。地元を離れて東京で自分のお店を始めたりしてそれまではこっちで犬を飼っていなかったんですが、1年程経った頃にその看板犬2匹の子供が産まれると聞いてBroccoli playhairに迎えたいと考えるようになったんですよ。両親も美容師で僕も美容師、美容室にいる看板犬の子供がまた更に僕のお店の看板犬になる。人間も犬も親子代々同じ職業を継いでいくのが単純にいいなぁと思ったんですよね。

ーお互いに家業を受け継いでいるんですね。

そうそう。からあげがお兄ちゃんで先に来たんですが、その2年後にまた子供が生まれると聞いて。からあげも兄弟がきたら嬉しいやろうということで即答でちょんまげも迎えることにしました。ー似ていると思ったら兄弟なんですね!それぞれ名前の由来は?

からあげは本当に見たままですね。僕の母親から産まれてすぐに写真が届いたんですが「唐揚げやん!」と。唐揚げ嫌いな人ってあんまりいないでしょ?そういう皆に愛される子に育って欲しいなぁと思ってからあげと名付けました。ちょんまげは当時いたスタッフの子が決めてくれましたね。”からあげ”と”ちょんまげ”で語尾の韻も踏んでいて響きだけですでに愛されそうな気がしたし、何よりスタッフの子が決めてくれたのが嬉しかったですね。

ースタッフの方もからあげとちょんまげを家族のように思っている感じがすごく伝わります。

そうなんですよ。本当に皆がスタッフの一員というかメンバーというか。普段自転車で通勤してるんですが、雨が酷い日とかって中々一緒に連れて来られない時があって。そういう日はBroccoli playhairに来てくれる人にも2匹がお店にいないことを知らせるんですけど「そしたら日程変更していい?」って言われたりするんですよ。なんかそれが嬉しいというか。僕自身Broccoli playhairに来てくれる人に接客をしているっていう感覚はなくて。その日の気分や、ちょっとした生活の変化も理解しながら来てくれる一人一人に喜んでもらえるような最高のおもてなしをしたいと思っているんですよね。コミュケーションをとって仲良くもなれるし、大きく言えばその人の人生を変える瞬間に立ち会えたりする美容師としての仕事って本当に素晴らしくて。スタッフの皆にもそう感じて欲しいと願っているし、からあげとちょんまげなりにそんな思いを感じ取ってくれてるんじゃないかと思いますね。

Broccoli playhairにとって2匹は欠かせないメンバーなんですね。自転車で出勤されているとのことですがどうやって?

こんな風にリュックに背負って一緒に出勤しています。リュック用意したら喜んですぐに飛んで来るんで一緒にお店に行けるって分かるんでしょうね。本当に人が好きなんで皆に会えるのが嬉しいみたいで。普段は僕のところに全然来ないんですよ。そんなところも含めてからあげとちょんまげにとっても僕の存在はBroccoli playhairで一緒に仕事する同士としてそばに居てくれる感じがしますね。

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スタッフの一員としてお店で過ごすからあげとちょんまげはどこか誇らしげで生き生きとして表情がとても印象的でした。

 

 

HDK藤川 英樹(ふじかわ ひでき)
世界中の人の髪を切り日本に帰国後、 2012年に接客はしない、お客様はいない美容室Broccoli playhairをオープン。 2014年に(株)モテルを設立。モテる人を増やす」を経営理念に、髪を通してその人の人生をプロデュースしていきます。 アウトドア、トレイルランニング、器、 をこよなく愛す健康オタク ドレッドは地毛です。

https://broccoli-playhair.com

 

photo by yusuke tanimizu

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